こどもについて

​自己肯定感を高めるってどんなこと?
「どうせできない・・」小さい頃の経験が自信に繋がらなかった子ども達はこんな言葉を口にします。平成14年に発表された「わが国と諸外国の若者の意識に関する調査」では先進国の中で日本は、自分に自信のない若者(13~29才)が多いと内閣府も発表しています。諸外国では自分自身に満足している・・が70%を超えているのに対して日本は45.8%と、あまりにも低い数字が注目されました。日本の若者が謙虚であるという見方もできますが、平和で豊かな日本にいながら将来への希望が持てず、自己価値が感じられず自信が持てないという評価もされています。
ニートや引きこもりなど若者の自立をめぐる問題は深刻であると、内閣府の「30年度版 子ども・若者白書」に記載されています。幼児の子育ての現場や、教育を考える良い機会だと考えます。実際、子ども達は、社会は多数派の意見が尊重され、少数派の意見は尊重されにくいと感じているのではないでしょうか。反面、自分で考えて行動できる子どもに育ってほしいと大人に期待されているのです。戸惑いと緊張が力をたくさん持っているにもかかわらず「出来ないかもしれない・・」と不安感を育ててしまうのではないでしょうか。
赤ちゃんは存在することで家族や周囲を幸せにする力があります。なんの疑いも持たずに愛されていると思って存在してもらいたいです。そんな子は叱られたって、へっちゃらです。愛されていると確信しているのですから。
全ての子どもにはそう思って生きてもらいたいものです。
子どもは、成長するにしたがって、好奇心と挑戦したい気持ちでいっぱいになります。
残念ながら、自由に走り回る野山や好奇心を満たす冒険や体験は日常生活の中に満ちてはいません。
好奇心や体力が有り余っている子ども達は、本来子どもを成長させるツールであるはずの好奇心から
生まれた様々なことが、周囲から叱られる原因になっていることが多くあります。
子ども達は常に蓋がしてある穴の中が見たいものです。囲いがしてある塀の中に入りたいのです。水の中に足を入れ、落ちるかもしれない高い所から下をのぞき込んでみたいのです。それこそが子どもが成長するということではないでしょうか。大人が驚きの声を上げ、叱らねばならないようなことには価値があるのだと思います。それは大切な宝物です。
そんな子ども達が、自分に自信が持てず「どうせぼくなんか」と口にしたらすかさず、「そんなことないよ」と温かい声をかけてあげたいのです。何をしても、じょうずじゃなくていいのです。みんなちがっていいのです。
絵画や造形はもっとも自由に自分を表現できる世界です。型にはまる必要も、誰かを気にする必要もないのです。芸術は自由です。楽しく表現して、自分が気に入ればよいのです。アトリエことりは、その手助けを少しだけすることで表現する子ども達に皆、自分に自信を持って欲しいと考えます。

自分を好きになって、自分の価値を知ってほしいです。お父さんやお母さん以外の大人に認めてもらうことで、子ども達の自己肯定感を高めてもらいたいのです。一人一人が、ありのままの自分で、好きなことをやって、自分に自信を持つ。当たり前のことを当たり前にできるようになりたいのです。

子ども達はみんなあっというまに素晴らしくて、まぶしい大人に成長するのだと信じています。